この漫画を読むと僕は「やりやがったなこの卑怯者」と思ってしまいますよマジで。だってさ、このあらすじ見てよ。
あなたの“はじめて”を、わたしにください──。和紗たちは文芸部に所属する女子5人。部が「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じた「セックス」の一言……。その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。
引用元:荒ぶる季節の乙女どもよ。
文芸部に所属する女子高生が性に翻弄される。
「あなたの“はじめて”を、わたしにください──。」
ってえ?おいおい。なんですか??え??つまり??女子高生×エロ??しかも文芸部に所属する地味系女子ですって??つまり??女子高生×エロ×地味系女子??
この答えはなんですか??そう。浪漫です。女子高生×エロ×地味系女子=浪漫。相対性理論よりもよっぽど人類の神秘を導き出せそうな公式。ひとつなぎの財宝なんかよりよっぽど浪漫。ありったけの夢が詰まってる。言うなればいちご100%で東条がエロいことで悩んでる姿を描くようなもの。
そう。ズルイんすよ。“エロいこと考えてるだけ女の話”だけでも男性諸君の興味をとんでもなくひけるのに、それが?なに??女子校生??じぇ…じぇいけい??しかも地味系??
許しません。お父さん絶対に許しません。
しかもなに??原作が「あの日見た花の名前を僕はまだ知らない。」や「心が叫びたがってるんだ。」の岡田麿里さんだって??ダメでしょ。
ど素人が話題性目当てでやるならまだしも、すでに名声を手にしてる大物が何書いてんの。ズルイ。卑怯だよそんなの。面白いに決まってる。読むでしょ。
このシーンだけは全男が玉ヒュン
引用元:荒ぶる季節の乙女どもよ。
彼女たちは文芸部ということで、小説の読み語りをしあうのだけれど、名作でばあるほど性的な表現が文中に出てきて、その都度ドギマギしているだけだったのだけれど、とある少女の一言で全員の性に対する認識が変わってしまうわけです。
それがこれ。
引用元:荒ぶる季節の乙女どもよ。
この一言から文芸部全員の“性に対する認識”が変わってしまう。全員が今まで避けてきた性を意識するようになる。
引用元:荒ぶる季節の乙女どもよ。
走れメロスを走れエロスって置き換えるの男子中学生だけじゃないんですね。女子高生も全ての言葉がセクシャルに聞こえる時期があるって、高校生の時に知りたかったです。そうすれば色々とはかど…
引用元:荒ぶる季節の乙女どもよ。
人間にとって一番性と遠い存在である母親を“処女じゃないんだな…”って思った瞬間が性の目覚めの第一歩だと僕は思ってます。母親のエロい姿だけはマジで想像できん。
と、そんな時に主人公の和紗は見てしまうわけです。
引用元:荒ぶる季節の乙女どもよ。
弟のような存在だと思っていた幼馴染のあれを。
いやきっつー。マジでこのシーン男は冷や汗どころじゃないでしょ。ダメだよ。いくら漫画でもアレしてるところを同い年の女の子に見られる描写しちゃ。胸がギューン!ってなった。このシーンだけは一瞬でこの男に僕が乗り移った。和紗が近づいてるところから僕は「やめてあげて…やめてあげて…」って祈ってた。
あなたならどうします??もしアレしてるところを見られたら。しかも兄弟でもきついのに、同級生の幼馴染の女の子。俺?俺ならその日に首を吊るね。生きていけない。生きていちゃいけない。もしくは幼馴染抹殺の計画を練る。多分ガチで。だって、絶対見た女の子の脳裏に一生こびりつく。そして女の子の脳裏に一生こびりついてるという事実が僕の脳裏に一生こびりつく。たとえ彼女が一生誰にも言わないと誓ったとしても無理。お前の脳裏にある事実が許せない。
余談ですが、僕は高校時代ベットの下に隠していたエロ本を母親に見つかり、勉強机の上に堂々と置かれていました。その時僕はなぜかめちゃくちゃにムカついて、一週間そのエロ本を勉強机に堂々と置きっ放しにしてやりました。なんなら他の隠していたえろ本も本棚に堂々と並べてやりました。一週間後、いつの間にかエロ本はベットの下の定位置に戻ってました。なぜかわかりませんが勝った気がしました。
性に翻弄されるJK
そこからはもう和紗の脳内はぐちゃぐちゃ。人の性欲を知り、自分の性欲を知り、もうぐちゃぐちゃ。
引用元:荒ぶる季節の乙女どもよ。
男も女もみんな性に荒ぶってます。まさに荒ぶる季節。季節というか年代ですね。このぐらいの年代の頃の性との接し方でその後の人格が決まる気がする。
性に身を任せればビッチになるし、拗らせれば高齢処女になるし。彼女達はこの先どうなるのでしょうか?
「荒ぶる季節の乙女どもよ。」設定からして面白いに決まってましたけど面白かったです。7月からアニメもやるらしいですね。
アニメの前にまず漫画を読んでみては?
本日は以上。それでは。