Flappy-Magazine

漫画を語る読み物マガジン

Kindle、漫画アプリのデメリットをクソほど語ってやる

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昨日友人に言われました。

「え、まだ紙の本読んでんの?普通電子でしょww紙なんてかさばるだけww昭和かよw」

いやまぁたまに紙の温かみとか、触り心地が大切だから紙で読むとかいう馬鹿もいるからそういう奴にはダセーって言っていいよ。そいつらにはスマホの画面に画用紙へばり付けてやればいい。「紙撫でて悦に浸ってな!」って。

 

俺も一時期電子派に転向したことがある。紙の本を読んでる奴に「データなら何百冊とポケットに入る本を、わざわざ一冊だけカバンで持ち歩くとかアホかよww本コレクターww」と煽ったこともある。その節は本当に申し訳ありませんでした。紙。いいです。紙最高。電子はクソ。あんなもんでマウント取ってくるやつはいい石を見つけて自慢してくる猿と一緒。脳みそが原始時代から一歩も進歩してない。

 

本日は紙の天敵、漫画アプリおよびKindleのデメリットを徹底的に解説して差し上げます。

 

ページ順にしか読めない

このブログは漫画専門なので漫画を読む場合に限定して話したいんだけど、漫画って必ずしも最初から一ページずつ読みますか?

 

逆から読んだり、途中から読んだり、パラパラ眺めたりするじゃないですか。最初から順に読むばかりが本ではないと思うんすよ。

 

いや、ちゃんと読もうと思ったらそうなんだけど、雑にパラパラ読みたい時もあるんです。セリフを追うんじゃなくて絵を眺めるみたいな。それが電子書籍だとできない。飛び飛びでざっくり読みたい時に本当に不便。パラパラだろうとなんだろうと1ページずつしか読めない。本は1ページずつじっくり読むものという開発者の決めつけが見える。

 

お気に入りのコマを探せない

お気に入りのページを探すのもめっちゃ不便。前もってそのページに印なりをつけておけばいいんだけど、記憶の中だけで覚えている印象的なコマを探したい時とか、本当に不便。だって一ページ一ページ表示しなきゃいけないんだもん。めんどくさすぎる。

ザーッと眺めて探したい。ザーッと眺めてるうちにもう一回読みたくなって読み返したりしたい。なのに電子はそれができない。くそ。

 

本棚を眺めていて気になって読むことがなくなる

紙の本は本棚に並べておけばインテリア的な扱いになる。いや別にインテリアにしたいっわけじゃないんだけど、並べておけばふとした時に目に入るんですよね。

 

ところがデータだと『他のことをしてる時にたまたま気になって手に取る』みたいなことがなくなる。『掃除中に出てきた昔の漫画を読み返してしまって掃除が進まなくなる』みたいな現象がなくなるんです。

 

「無駄に時間を使わなくなるからいいじゃん」

みたいな論調もありそうだけど、違うんですよ。無駄な時間を使ってるという贅沢こそが至福なんです。人生なんてどうせ暇つぶしだ。時間なんて無駄に使ってなんぼ。昔の漫画が出てきたら掃除をやめて読む。そのほうが楽しんです。

Kindleでは全てがデータとして入っているからスペースを取らない代わりにKindleの電源を入れない限り目につかない。つまり、「本を読もう」という意識をもった時にしか本を読むきっかけがないということなんです。

 

現に僕はKindleを使っていた頃、一度読んだ漫画をもう一度読むということは無くなりました。だって目につかないから気にならないんだもん。そのせいでどんなに面白いと思った漫画にも愛着が湧きにくくなった。さらにどの漫画を買ったか買ってないかすら覚えられない。これは多分俺の記憶力の問題。

 

一ページ毎のスワイプは忙しい

これ。これが思ったよりでかい。

小説のペースがゆっくりだからいいんだけど、漫画においての1ページなんておよそ2秒。つまり2秒毎にページをめくらないといけない。これが地味にだるい。普通に忙しい。紙なら親指をちょっと浮かすだけ。電子だと親指を5cmは動かす必要がある。辛い。こっちは一ミリたりとも体を動かしたくないから引きこもって漫画読んでんのに、電子はそんな僕らに5cmの運動を強要する。拷問。

 

出かける理由がなくなる

本屋に行くとか、ブックオフに行くとか、そういった「外に出る理由」って結構大事だなと思うんですよ。

 

今の世の中欲しいものはamazonで注文すれば翌日に家まで届くし、飯だってUverEatsで家に届く。なんなら仕事だって在宅の仕事は鬼のようにあるわけで、今の時代一歩も家から出ずに生きていくことすら可能なわけだ。当然電子の漫画はボタンをポチっで購入完了。

 

だけどさ、それってどうなのよ。

目的の漫画を買いに行こうと思ってたまたま目についた他の漫画が気になって一緒に買ったらめちゃめちゃ面白かった!なんて経験誰にだってあるでしょう。

 

今僕はなんでも宅配で目的のものを買うようになってしまったせいで、目的としていないものが目につく機会が極端に減ってしまった。そうなると、当然自分が知り得なかった素晴らしいものに出会う機会は極端に減ってしまうわけです。だから今は新しいものが売れる機会が少なくなってるんじゃないですか?どうですか?

 

ツイッター漫画もいいけど、あーゆーのはどうしても短くても面白いように共感かインパクトを必要以上に強調しているから単行本として読むとどうしても面白みにかける。だからやっぱり僕らはネットだけでなくリアルで面白い漫画との出会いを求めていたいなーと思うわけです。

 

ということで電子書籍じゃなくて紙の本の方が僕は好きだよというお話でした。でも持ち運びと買いやすさという面ではとても便利です。

 

本日は以上。

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