Flappy-Magazine

漫画を語る読み物マガジン

出落ちでこのマンガがすごいまで取った「ドントクライ、ガール」

最近週一で漫喫に泊まるのが日課になっている。僕と言う人間はどうやら放っておくとどんどん生活リズムが崩れていってしまう。日に日に寝る時間が遅くなり、ついには朝9時ごろに寝る。無職の一番の大変さは生活リズムを律するものがないことだろう。

 

と言うことで、最近は週に一回、強制的に起きなければいけない空間に身を置くことでなんとか人間としての生活を保っている。もしこれが無くなるとしまいにゃ昼12時に寝て夜7時に起きるぐらいになる。それが許されるのは野生動物だけだ。僕はまだ人間でありたいので、なんとか人間としての体裁を保つために、今日も漫喫に泊まった。

 

そんなことはどうでもいいんだけど、少し前からWEB漫画なんかを読んでいると、やたらと広告だったり、オススメだったりに出てきて気になっている漫画があったので、今日はそれを読んでみた。

 

それがドントクライ、ガール

  

 2014年に発売された漫画で、発売日小学生だった子もすでに高校生になってる漫画を今更紹介するのもどうかと思うんですが、このブログはそーゆーのあまり気にしないスタンスでやっていこうと思います。というかそんな漫画を今更オススメしてくる漫画アプリが悪い。

 

開始2ページでストーリーは終了

あらすじとしては、

女子高生が居候することになった先は、家では全裸のイケメンだった!やば!!

これだけです。終了。

 

なんかそっから先すったもんだは一応あるんだけど、そのほとんどはおまけ。この作者がやりたかったのは多分下記の1ページだけでしょう。

 

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ドントクライ、ガールより引用)

 

 

自信を持って言えるんだけど、この1ページが書きたいためだけに作られた漫画です。出落ち。この作品1巻で完結なんで、読む前は短いなと思ったんですが、読み終わった今の感想としては、よくもまぁ女子高生と裸族というだけの設定で一冊分も引き伸ばしたなと。というか引き伸ばしの才能がスゴイ。一冊のなかに読み切りも入ってるので実質的に2/3冊。

 

出落ちの後は言葉遊び

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-たえ子は升田足元に生じた水溜りを見つめた。そうするほかなかったからだ。

そしてもう一度、つとめてゆっくりと、「その現象」について考えた。

「この男は。私の罵りによって起立しかけたその怒張を瞬時に抑えてのけた」

答えはやはり「〇〇」のほかにはなかった。

そう確信したとき、たえ子は思った--

「もう負けてもいい、心のままにツッコむ」と、

ドントクライ、ガールより引用)

 

 

 

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ドントクライ、ガールより引用)

 

 

終始この調子。

 

いやもう絶対書くことなくなったでしょ。この調子がマジで1話から続く。完全に最初の数ページで書きたかったことを出し切って、後はもうなんとか、なんとか必死に言葉を紡ぎだしてる。プレゼン時間5分あったのに、最初の15秒で説明全て終わって話すことなくなっちゃった感覚。仕方ないならなんとなく商品に関連してるようなしてないような雑談をひたすら続ける地獄みたいな時間。

 

と、なるはずが、作者ヤマシタトモコさん。この言葉遊びみたいなものが異常なほどにうまい。だから読んでいられる。普通の作者なら引き伸ばしが必要になると本筋と関係ないキャラ登場させて、サイドストーリーみたいなものに走るんだけど、ヤマシタトモコさんの場合は、もうひたすらに主人公の言葉遊びで回す回す。絶対作者口喧嘩負けたことないタイプ。飲み会で一人で喋り続けて同性に嫌われるタイプ。合コンに誘われないタイプ。高校時代絶対インキャ。だけど一部の変な人に異常なほどに好かれる。僕もそーゆー人好き。

 

こーゆーキャラの一人語りがうまい人は絶対に何書いてもウケる。浅野いにおさんとかもそのタイプ。だって、その人のストーリーが読みたいんじゃなくて、その人が書くキャラクターの一人語りが聞きたいんだもん。

 

というかこれ少女漫画だよね?ゴリゴリの下ネタ満載だけどいいの?これが「このマンガがすごい」受賞やばくない??

 

このマンガがすごい!」はやりすぎ

ずっと思ってたんだけど、「このマンガがすごい!」賞、巻数少ないの多いですよね。「ドントクライ、ガール」も一巻のみ。

普通に考えて、巻数少ない漫画って広まりずらいはずなんですよ。だって、巻数多い漫画は陳列棚の幅を大きくとることができるのに、1巻しかない漫画は棚づみされたら2cm程度ですよ。普通に見つからない。雑誌での掲載期間も半年もないわけです。

 

となると、確実に露出が少なくなる。

要は人に見つかりづらくなるわけだ。かくれんぼで体が大きい人の方が見つかりやすいし、小さい人は見つかりづらい。当たり前だ。

 

にも関わらず、「このマンガがすごい!」の2011年第二位。

おぉっと?この大賞きな臭い匂いがしてきたな。

 

審査員がその年に出版された漫画を全部読んでるはずがない。

 

ということは、これ、「このマンガがすごい!」を運営してる宝島社が

最初からいくつか漫画をピックアップして、この中でどれがいいですか?ってやってるんじゃないですか??

んでもって、巻数少ないものなら審査員も気軽に読めるから少ないもの読んでみて、面白かったらそれに票を入れる。巻数多いものは最初から読まない。だから巻数少ないものが選ばれやすい。こんな感じじゃないですか??

 

まぁ結局露出が少ないものが陽の目を見る機会になってるだろうからいいのかもしれないですが。

 

ということで、いちいちアプリでオススメされる「ドントクライ、ガール」(俺だけ?)読んでみてはいかがでしょうか。

 

本日は以上。

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