無理。暇だからGEOで全5巻借りたけど、ブログに書くために全部読もうと思ったけどマジで無理。頑張って読んで3巻までで限界です。無理。これ以上こんなもん読ませるな。
(グラシュロスより引用)
読者をバカにしすぎ
漫画の中での悪ふざけが悪いこととは思わないし、それぐらいの遊び心はあっていいと思うんだけど、いくらなんでもやり方がクソすぎる。
どこがふざけてるかって言うと、この漫画では、原始時代をモチーフにしてるため、所々で独特なワードが出てくる。例えば下記のようなもの。
(グラシュロスより引用)
ルビの部分が完全にふざけてる。
木ノ実(ナナ)
真(ノノムラ)
屁理屈(ダダコネ)などなど。
こーゆー悪ふざけがいたるところで登場する。酷いのだと集落の名前を「ヤリサ」とかにして、飲み会集落みたいにしてるのとか。それがギャグじゃなく普通のストーリーの中で登場する。マジでもっともっと酷いのが腐る程あるけど、改めて探すのも不快だからこの辺にしとく。
あのさ、ギャグパートや日常パートで、作者の悪ふざけが垣間見えるのはむしろ大歓迎なんですよ。だけど、この漫画はシリアスなパートで突然ギャグなのかなんなのかわからないしょうもない上記のようなボケを放り込む。言ってみれば、タイタニックなどの映画で、ジャックが海に飲み込まれるシーンで「コマネチ!」と女優がやるようなもの。マジで雰囲気ぶち壊し。ストーリーの邪魔でしかない。しかもわざわざその部分を太字にする用意周到さ。マジで不要。
どうしてもシリアスパートでやりたいなら、気付く人だけ気付くぐらいで、ストーリーの邪魔しない範囲でやればいいのに、堂々とストーリーの邪魔をする。この作者まじで何がしたいの?
多分彼岸島とかの作者の天然ボケが話題になるから、それを期待してんのかもしんないけど、あれは作者が天然だから許されてることで、「こーゆーの好きなんでしょ?」みたいなテンションでクソみたいなネタを余計な部分で投下されたら、どんな芸人がやっても見る側は不快だよ。
最近の松本人志が面白くないって言われるのもこれ。あまりにも成功しすぎてきたから、成功パターンを知っちゃったせいで、「こうすればウケる」という笑いに走ってる感。見る側は「笑え」と言われてる気分になって不快感を感じてしまう。
こーゆーのやりたいならギャグ漫画かけよ。
作者は書きながら一人で笑ってるんだろうね。
作画担当どんな気持ちなの?
この作品、絵はめっちゃうまい。実際僕はレンタルで読んだんだけど、何借りようと探してる時に、パラパラ立ち読みして絵が好きだから借りてみた。
(グラシュロスより引用)
作画はちゃんと一ページ一ページ丁寧に描いてるのがわかる。
ところが読んでみると、作画はちゃんとストーリーに合わせて表現してるのに、いちいちクソなギャグがストーリーをぶち壊す。そのせいでせっかくの作画が台無し。
作画はちゃんとストーリーを読者に届けようと丁寧に描いてるのに、原作があまりにも酷い。絶対これ作画の藤村さん納得してないよね。納得してればギャグ部分でギャグを伝えるような絵にするはずなのに、それをしない。
作画は必死にクソギャグを薄めようとしてるもん。
リスペクトのない芸能人の登場させ方
この漫画には、ちょくちょくキャラを芸能人に似せてる。
(グラシュロスより引用)
上記のはあからさまにTHE ALFEE。
こーゆーのワンピースのやり方に寄せてるんだろうけど、ワンピースが芸能人に似せているのを許されてるのは、あれだけ売れている実績があって、なおかつモチーフにした相手にリスペクトがあるから。芸能人に似せているキャラを絶対にひどい扱いにしない。似せられる側の立ち位置を絶対にすごいキャラにして、相手の気持ちを考えて描いているのがわかる。
なのにこの漫画では、モブキャラを芸能人に似せて、そのキャラが簡単に死ぬ。しかも残忍なやり方で。最悪。いじめっ子がやるやり方。こんな表現を平然とする作者どう考えても性格がクソすぎる。やられた側からしたら不快感しかないでしょ。
普通に考えたら、赤の他人を漫画に登場させるなら、それ相応の扱いをしなきゃいけないのに、勝手に出して勝手に死なせる。こんなもんは悪ふざけじゃなくて悪質な嫌がらせだよ。いじめられっ子の死ぬ姿を黒板に書くようなもの。机に彼岸花置くのとやってることが一緒。
原作が完全に天狗
ちなみにこの作者。原作、作画共にそこそこ売れたことで有名な「神様の言う通り」のコンビ。これは完全に憶測なんだけど、なんでこんなクソな作品ができたかと言うと、単純に原作の傲慢だろうなと。
「神様の言う通り」が売れたことで、自分の能力を過信しちゃって、俺が作ればなんでも面白いと思っちゃった典型。
だって、はっきり言ってストーリーも読者ナメてるもん。
ストーリーは化け物に集落を壊滅されられて、生き残った主人公が化け物に復讐をすると言う話なんだけど、急に主人公が残忍になったり、急に強くなったり、マジで連続してる物語として破綻してる。はっきり言ってキャラ全員に軸がない。で、後半になると人気がなくなったのかわかりやすくエロ展開がどんどん出てくる。
こんなものを面白いとして連載してたヤンマガにすら引く。売れた作家の手前引けなかったのかな。
人間って、相手の想定どうりの行動を取らされるのはめちゃめちゃ気分が悪いじゃないですか。「そーすると思った」なんて言われたが手が出ちまう。
「グラシュロス」は最初から最後まで、原作の「こうすれば面白いんでしょ?はい、これで満足してね。」で構成されていて、不快感しかない漫画です。マジでクソ。
こんなもんを面白いと思う人とは仲良くなれないなーと言う話でした。
つまらないんでアフィリンクも貼りません。
本日は以上。それでは。