ヒロアカを読んでいたら、葉隠透さんという個性「透明」のにキャラクターが出てきた。いつ見ても透明。日常パートでも、バトルパートでも当然透明。ヒロアカの世界では超有能な個性とも言われてますけど、これさ、よく考えたらめちゃくちゃ辛く無いですか??
存在感0どころじゃない
引用元:僕らのヒーローアカデミア
多分のこれだけ常に透明ということは、生まれた時から透明人間なんだろう。
つまり、周りが成長していくなか、自分だけその成長を見えない。可愛い、かっこいい、この世界には容姿に関係する言葉はいっぱいあるのだれど、自分だけはそのどれでも無い存在なわけです。だって透明なんだもん。
ちょっとさ、想像してみてよ。もしあなたが明日から透明人間になって、誰にも見えなくなったとしたら。
当たり前だけど、常に服だけ浮いている状態なわけで、すれ違う人は全員びっくりします。自分が外を歩くだけで毎回「わぁ!」とか言われる。ブスとかの次元じゃない。ハロウィンでやばいコスプレしてる人が電車に乗ってきたらみんな好奇の目で見てくるけど、それが毎日。多分両隣の席は空く。どこでもかしこもチラチラ見られるわけだ。最悪。
この子、生まれた時どうだったんだろう。
病院で「お母さん頑張って!」「んー!」「オギャー!!オギャーー!!」「生まれ…あれ?いない…お母さんもう少し!」「ひっひっふー!」「オギャー!!オギャーー!!」「生まれ…あれ?いない…お母さんもう少し!」「え!?生まれてませんか??」「まだです!もう少し!!」「オギャー!!オギャーー!!」
という光景が想像できる。へその緒の半分あたりからグラデーションで透明になってるのかな。
そして幼稚園では当然自分から話しかけない限り誰も話しかけてきません。だって見えないもん。浮いてる服に話しかける人なんているはずがない。小学校でも、中学校でもそう。
ファッション無理
葉隠さんは女の子。当然ファッションにも興味が出てくるわけです。ところが
引用元:僕らのヒーローアカデミア
よく服が似合わない人を形容する言葉に「服に着られてる」なんてのがあるけど、その言葉がこれほど似合う人もいないんじゃないでしょうか?
どんな服を着たところで「ねー?似合うー?」とかあり得ない。もはや服の立体展示。服を着るのは“そこにいることを伝えるため”以外の意味を持たないわけです。
最近流行りの自撮りをSNSにあげるのも意味がないわけで、タピオカミルクティーを持つ自分を撮ってもそこに写るのは宙に浮くタピオカミルクティーのみ…。
恋愛無理
あの、この中に透明人間と付き合いたい人っていますか?
いないですよね…。葉隠ちゃんがどんな仕草をしようと「可愛いー」とかなることは皆無。だって見えねーもん。表情を見れないって、もう怒ってるのか悲しんでるのか楽しんでるのかも一つもわかんないわけです。
デートでカフェに行けば服がコーヒーを飲んでる姿を眺めることになる。お化け屋敷に行けば絶対お化けの方がビビる。どっちが幽霊やねん。
もし付き合ったとして、当然エッチは騎乗位以外無理。だってどこに入れていいかわかんないわけですし。というか何もない空間に腰を降るのどんな羞恥プレイ?無理。
一緒にお風呂に入ったとしたらこんな状態。
引用元:僕らのヒーローアカデミア
怖えよ。その空間だけ湯が避けてるの怖すぎるだろ。
悲惨すぎん?
マジで年頃の女の子が楽しむもの何も楽しめなくないですか…?
ちなみに葉隠ちゃん、すっごい明るいキャラなんですが、そんな性格になった理由を想像してみても、多分喋らない限り誰も認識してくれないから常に必死に喋るしかなく、無理に明るくしてるんじゃ…。泣いちゃうよそんなの。
とヒロアカ、色々な個性が出てきますが登場人物の半生を想像してみると、また変わった楽しみ方ができます。僕は葉隠ちゃんを抱きしめてあげたくなりました。端から見たら空を抱く変人になるんでしょうが。
本日は以上。それでは。