正直最初の高木さん。嫌いでした。マジでよくいる嫌な女でしかなかった。だってその頃の高木さんはやってる事が嫌がらせだったんすもん。西片を小馬鹿にして笑ってる感じ。
引用元:からかい上手の高木さん
普通にムカつくんですが…。西片にミスさせて先生に怒られるようにして「あーはっは!」って。やってる事がただの性格の悪いいじめっ子。
引用元:からかい上手の高木さん
「なぜプールを休んでるんでしょう?」と男が答えずらい質問をして辱めて、顔が赤くなったところを「顔真っ赤!」って。マジでただの性格の悪い女。スクールカースト上位のイケメンにひっついてるギャルがオタクにやりそうないやーなイジリ。オタクはこうやってギャルにトラウマを植えつけられる。
引用元:からかい上手の高木さん
この頃の高木さんは「バカ」とか「ドジ」とか「つまんない」とか平気で言うまさに嫌な女だった。怒らせて「ムキになっちゃって」って、マジで嫌われる女がよくやるやつ。普通にムカつく。 これは「からかい」ではなくただの嫌がらせです。
「本気で私がこの程度の距離を外すと思ったの!?」って、自分に自信満々で西片を見下してる感まで醸し出してくる。「構ってあげてるんだからありがたく思ってよね」感。
急に嫌がらせではなくいたずらになる
それがね。6話ぐらいから変わってきたんですよね。マジで。バカとかドジとか罵倒の言葉を言わなくなったんです。小馬鹿にしなくなったんです。
引用元:からかい上手の高木さん
いつのまにか嫌がらせではなく、いたずらや照れさせるというからかいに変わってきたんです。好きな気持ちをチラチラさせてテレさせたりびっくりさせるようになった。それに伴い高木さんの表情も明るくなって素直ないい子感がすごい出てきた。
もうね、こうなるとただのカップルのイチャつき。相手をからかってもバカにはしない。ただの愛情表現。イタズラが愛情表現だから見てるこっちもニヤニヤしちゃう。
引用元:からかい上手の高木さん
この頃のクズと同じ人とは思えない。人に「思い通りに行動するよね」ってめちゃくちゃに見下してる。顔もめちゃくちゃ性格悪い顔してる。
「からかい上手の高木さん」が売れた理由
と、書きたいことはここで終わったんだけど、もう少しこの漫画の話をしたかったので、なぜこの漫画が売れたのか?を考えてみたいと思う。あ、ここから完全に話題変わります。
この漫画、正直高木さんの性格が良くなってからはもうただの惚気漫画じゃないですか。友達以上恋人未満のカップルのいちゃつきをただただ見せられてる感じ。じゃあ例えばカップルがいちゃついてる姿をひたすら垂れ流す漫画は売れるのかって言ったら、そんなことはないと思うんですよね。
よくツイッターでそーゆー惚気漫画流れてくるけど、ツイッターのような超短編漫画であればウケるけど、長編になったら絶対に売れないと思うんです。だってウゼーもん。
なのに、「からかい上手の高木さん」の場合は読む手が止まんないんですよね。なぜか?
幼児性
引用元:からかい上手の高木さん
この漫画、作者の絵柄のせいで西片と高木さんがめちゃくちゃ幼く見えるんですよね。制服をきてるから辛うじて中学生ってわかるけど、言われなければ完全に小学生。だって、一般的な漫画の中学生ってこれですからね。
引用元:テニスの王子様
ごめん。全然一般的じゃなかった。
いやまぁテニスの王子様は別としても、「からかい上手の高木さん」のキャラはどうみても幼いんですよ。
もう本当に子供。 そんで子供に見えるからこそニヤニヤしながら読めちゃうと思うんです。これがどうみても高校生同士だったら「ウゼーなこいつら」ってなる。
だって、好き同士なのに素直になれずにからかいあってる子供。最高じゃないですか?なんですかこれ。読んでる間お母さんになってしまう。「キャー!!」って。男にも母性ってあったんですね。何だろう。YouTubeで動物の動画をみてる感覚。
「からかい上手の高木さん」はニヤニヤしながら見ちゃう惚気話と、それを許せるこの絵柄がめちゃくちゃハマったんだろうなと思いました。
未読のかたはぜひ読んでみては。
本日は以上。それでは。