普通ってなんだと思います?一般論てどんな理屈だと思います??
答えは大多数の理屈が一般論、大多数の行動が普通です。
つまり一般論に従うということは、大多数の理屈に従うということ。するとどうなるでしょう?大多数の大人と全く人間になるということです。
一般論に従って生きている方々。もし将来に不安を感じていたら、安心してください。あなたの将来はそこらへんの上下左右見れば、二秒でわかります。そこらへんにいるおっさんおばさんと同じおっさんおばさんになる。それだけ。なーんにも悪いことはない。不安になることもない。だってサンプル数が圧倒的だから、そこらへんの毎日何かに不平不満を並べて愚痴こそ人生の生きがいになっている人と同じになるだけです。そんなもんわかりきっています。
今日は、そんな一般的な社会からドロップアウトし、一般的ではない自分勝手な生活を始めた「凪」が主人公の漫画、「凪のお暇」のお話。
豊かとは?
この漫画は、すごく普通のOLたちの会話に馴染めない凪が一生懸命空気を読んで周りに馴染もうとするところから始まる。
引用元:凪のお暇
なんですが、そんな凪が唯一周りのOLに勝てる要素であった彼氏が、凪のことをボロクソに行ってる現場に遭遇します。
引用元:凪のお暇
これで凪はハートブレイク。一歩の心臓を的確に撃ち抜いた時のあれ。伊達さんの必殺技。これで凪の心は砕け落ち、会社をやめて花の無職生活をスタートする。
引用元:凪のお暇
最初は近所のボロボロの服を着て、パンの耳を恵んでもらうおばあちゃんを見て、「あーはなりたくないなー」と不安を感じてる凪。だが、落し物を拾ったことから、そのおばあちゃんの家にお邪魔すると、
引用元:凪のお暇
このおばあちゃんは貧困に苦しんでる人ではなく、大好きな映画のためにそれ以外のものへの出費を最大限に減らしている人だった。「あー、いいなー」と思った。作中で凪も言ってるけど「このおばあちゃん、めちゃめちゃ豊かだな」って思ったんすよね。
そりゃあね、もちろんお金にもっと自由があって、もっと広い家で、もっと防音のしっかりした部屋で大音量で映画を見れた方が幸せかもしれない。毎日映画館で映画が観れた方が良いかもしれない。
でも、それをするためには、結局映画を観る時間を売らなければいけない。だからおばあちゃんは、自分の持てるお金や手段で、最大限に映画を楽しめる工夫をして、自分が満足できる空間を作ってる。
はたから見たらこのおばあちゃんは後ろ指を刺される人でも、いざ実際のところはめちゃめちゃ豊かな人だった。
お金があっても使う時間がない人は豊かとは言えないし、「豊か」ってこーゆー風に、自分が楽しめる状況を自分の持ってるカードで作れる人だよなーってすごく思った。
引用元:凪のお暇
まさに凪がいう通り、「ないならないなりに楽しめる」って人が、きっと世の中では一番幸せで豊かなんだろう。
幸せは割と身近なところにある
このおばあちゃんとの出会いから、凪は少しずつ一般論とは違う、自分なりの幸せを探していく。例えば、一般的には、“女の一人暮らしは一人暮らしとバレないようにご近所に挨拶はしない”なんていうけど、勇気を出して話しかけてみる。
引用元:凪のお暇
すると、普段から挨拶を交わすようになり、次第に仲良くなる。
引用元:凪のお暇
自分で作った料理を隣近所と一緒に食べ、おいしーねーって。 凪。職もないし、お金もないくせにめちゃめちゃ幸せそうじゃん。
引用元:凪のお暇
隣にすむ男と散歩して、コンビニのコーヒーを飲んで駄菓子屋で買ったお菓子を食べる。すっごく豊か。マジで幸せってこーゆーことだよな。
巻末の扇風機の気持ちがすごい好き
引用元:凪のお暇
唐突に始まる扇風機目線の凪ちゃんの節約豆知識。なんかすっごい好き。ゆるい幸せ感。
「凪のお暇」の描く普通じゃないゆるい幸福論。めちゃめちゃ良いです。こーゆー幸せを目指したいなーって漫画です。ドラマが始まるらしいけど、漫画も素晴らしいので
ぜひ読んでみては?
本日は以上。それでは。