この記事ではこれからチェンソーマンの面白くないところを大いに上げさせていただくのですが、かんちがいしないで頂きたいのが、批判記事ではないということです。
だって、こんなに面白くない要素が多いのに人気なのは普通に凄い。やばい。
僕自身も読みながら面白いなーと思ったんですが、何が面白いのかよくわからない。普通なら絶対にクソつまらない漫画。なのに面白いし人気。
なのでここから各全ての文章の後に(それなのに人気なのは凄い)と頭の中でつけながら読んでください。
名前と表紙がクソ
まず「チェンソーマン」という名前。そして下記の表紙。
引用元:チェーンソーマン
はっきりいって全然面白くなさそう!!!なんですよね。いやだって、何よチェンソーマンって。チェンソーを武器に戦うヒーロー?ジェイソン??
全然かっこよくなさそう。表紙も全然かっこよくない。というか普通にダサい。なに?一周回ってかっこいい感を出したいのかな?一見すると波打ち際の海岸でバケモンが叫んでる風に見える。B級映画のポスターでももうちょっとドキドキさせるぞ。
帯の文言も「ど底辺血みどろ電ノコ悪魔!!」て。それっぽい言葉をとりあえず並べた感。内容に一ミリも触れてない。超ハイパーアルティメットバスター!みたいな語感。小学生の必殺技かよ。攻撃するとき「デュクシ!」って言いそう。
言うなれば初期の仮面ライダーとかを今連載されたような感覚。
全然かっこよくない。
このタイトル、この表紙で書店で手に取る人マジで変人。この帯文で手に取るやつ怖い。
絵が下手
引用元:チェンソーマン
この作者の前作「ファイアパンチ」ではもう少しうまかった気がするんだけど、下手になった??
もちろん漫画の面白さと絵のうまさはあまり関係ないと思うんだけど、にしても上手いに越したことはないのは間違いない。
だってうまい方が良いやすいし、場面場面で何が起こってるのかを理解しやすい。
チェーンソーマンの絵はジャンプの賞レースで結果欄に乗ってる「下手だな」と思うレベルの絵。つまり絵だけ見ればマジでアマチュアレベル。
女キャラが可愛くない
売れる漫画の大切な要素に、女キャラが可愛いってのはあると思うんです。稀にナルトみたいに女キャラが可愛くない漫画もあるけど、あれは忍者っていうキッズ大好き設定と忍術のかっこよさ、さらにジャンプの盛大な推しっぷりがあったから成り立ったもので、女キャラが可愛くない漫画で売れているものはめちゃくちゃ少ない。にも関わらずこの漫画。
引用元:チェンソーマン
可愛く…ない!!
目が怖すぎる。完全にメデゥーサの目。この人に胸触っていいって言われても丁重にお断りする。だって石にされそうだもん。
引用元:チェーンソーマン
どーするよ。もし彼女が、「あ、私右目悪魔に食われてるけど気にしないでね。」って言ってきたら。無理でしょ。超気にする。楽しくデートしてウキウキしながら帰ってもベッドに入って数分経ったら、(でもあの子…悪魔に右目食われてるんだよな…)って考えちゃう。どんだけ愛してても無理。怖すぎる。
戦いが雑
この漫画。ダークヒーロー物語というぐらいだからバトル漫画かな?と思いきや…
引用元:チェンソーマン
戦いはマジで雑。ぐちゃーってなってドーン!ってなってバーンってなってるうちに気づいたら倒してる。どーゆー攻撃してるのか全くわからない。
しかも作品の性質上だいたい血みどろだし、構図も上手くないし、敵キャラもキモいからバトルシーンの画面が汚い。
引用元:チェンソーマン
もっと言えば変身シーンの時点でキモい。主人公の頭をヘーキで割るな。
目的がわからない
例えばワンピースだったら“ひとつなぎの財宝を探す旅”な訳で、例えばナルトなら“火影になる”な訳で、デスノートなら“新世界の神になる”訳で、ジャンプの人気漫画に限って言えば、主人公には壮大な夢があることが多いじゃないですか。ところがこの漫画、チェンソーマンに関して言えば、
引用元:チェンソーマン
主人公の夢は“普通の生活”。
え、何もワクワクしない。勝手にしろよ。 妖怪人間ベムは“早く人間になりたい”と言ってたけど、それはベムが見るからに妖怪だから読者も「頑張れ!」って思えたけど、お前見た目も中身も普通の人間やん。あれ?ベムの話わかる人いる??
ターゲット層がわからない
ウルトラマン。スーパーマン。アンパンマン。〇〇マンというヒーローは基本的にターゲットは小学生以下じゃないですか。
この漫画もチェンソーマンという名前から一見すると小学生以下向けの漫画にも思えるが…
引用元:チェンソーマン
内容を見てみると超残虐。超絶グロ。
こーゆー漫画にマンをつけるな。ウルトラマンを想像して手に取った小学生トラウマもんだろ。そのうち教育委員会から名前を変える要求出されそう。
超あまのじゃく漫画
書きながら気づきました。この作者、きっと超ひねくれもんなんだろうなーと。
ここまで面白いという要素を避けると、売れ線には絶対に乗らねーぞっていう強い意志を感じる。
そんでこの漫画が人気な理由も、“そーゆー王道的な面白さを持つ売れ線漫画”に飽きた人たちがちょうど求めてた正反対の漫画なんだろうなと。
王道的な面白さの漫画はジャンプではもうワンピースがやってますもん。そこに王道で戦っても人気にはなれない。だから作者藤本たつきさんは、その真逆を行く漫画をあえて作ったんだろう。
「チェンソーマン」。王道的な面白さに飽きた人にはオススメの漫画です。
本日は以上。それでは。